釘は一本も使いません。すべて結付られるのです。

合掌造りに見る、先人の住宅アイディア

合掌造りができるまで

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タイミングが良ければ、「合掌造り」が実際に作られている様子をみることができます。白川郷・五箇山では定期的に屋根の吹き替えやメンテナンスを行っているのです。丸太が並べられ、茅が縛り付けられます。それは縄でまたはネソと呼ばれるまんさくが材料のもので結われます。釘は一本もつかわれません。すべて組み合わせ、結付られるのです。


さて、その時に思い出したのが、ごく最近みられる木造建築におけるトラス構造です。柱を組み合わせて壁を作り、それを四角に組んで、その上に二等辺三角形の木材を並べて全体で家を支えます。柱が支えるのではなく、壁が、屋根が家を支えます。部屋の仕切りも「耐力壁」といって家を支えるものと鳴るのです。実はこの作り方、合掌づくりに似ています。日本の小屋は柱によって、棟きや母屋を下から支えますが、合掌づくりではその合掌が、つまり「人」のかたちに寄りかかった木材がトラス構造となり、ささえ、引っ張る力をもって家を支えているのです。


もちろんそれがすべてではありませんが、実際に合掌づくりを建築する作業をみているとその構造がよくわかります。また、トラス構造にはアスファルトルーフィングが弾かれ、スレート瓦が置かれますが、それと同じように茅葺きがなされるのです。海外で発達したトラス方式と日本の合掌づくりが似ているというのはおもしろいですね。もちろん基礎の理論が同じかどうかはわかりませんが、わたしたちがそんなことを考えて合掌造りの製作に立ち会えるなら、また新しい感慨をもつことができるのではないでしょうか。とにかく合掌造りはつくりからアイディアにあふれているのです。


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合掌造りをご存知ですか

合掌造りの故郷、白川郷から

白川郷がある白川村には小水力発電所があります。

ただの観光名所ではありません

そこには世界遺産としての文化とそれに伴う悩みがあります。

合掌の形に理由あり

その理由とは白川郷の気候の特色と関係があるのです。

現代住宅よりも優れた雪国での機能性

雪の多い地方での悩みの種であるあの作業を考えます。

切妻屋根のルーツ

それは二枚の板でできた屋根ということなのですが。

合掌造りを維持するには

それなりの手間とお金がかかる「維持管理」について。

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